坊さんが交流会の参加申込を断られた話

仕事の関係で
友達はもちろん、知っている方すら誰もいない環境に引っ越す必要がある。

そんな経験されたことありますか？

引越し前の不安は計り知れないものがあると思います。

「病気になったらどうしよう」
「近くに美味しいお店、あるのかな？」
「美容院、どうしよ」

当時の僕は坊さんだったので美容院の心配はありませんでした笑
（自分用のバリカンを持っていたので、カットは自分でやってました）

僕の場合はありがたいことに引っ越し先は社宅で、先輩が本当に優しい方で引っ越したその日に、周辺案内だけでなく定期的に食事に連れて行ってくれました。

ただ転勤を理由に引っ越す方のほとんどがアパートやマンションでの生活をされると思います。

社宅の先輩に恵まれた僕ではありましたが、いろんな方との接点を増やしたかったのでFacebookで「交流会」と検索することになりました。

坊さんが他業種との交流をするわけ

坊さんの仕事もお金の動きがあるので1つのビジネスと言えると思います。

坊さんの仕事については、こちらにまとめてありますので、まだの方はぜひ読んでください！

どの業界でも専門職、プロとして活躍されている方がいます。

お寺の世界ではハッキリお伝えすると、プロの方に手伝っていただかないと限界があります。

例えば
お寺でライトアップを企画したとします。

誰もが知っているお寺なら必要ないかも知れませんが、イベントには宣伝が必要不可欠です。

チラシを作るにしてもデザイナーさんの力が必要です。

プロのデザイナーさんにチラシのデザインを考えてもらい、そこで完成したものを印刷業者にプリントアウトしてもらう。
そのチラシを配達業者の方に運んでもらう。

この一連の流れは既存の会社、つまりお寺の業界でもすでに関係構築されているお寺が複数あります。

ただ当時の僕は
ゼロからお寺を建てる＝起業したい
そう思い活動をしていました。

そうなってくると必要になってくるのが
関係構築です。

待っているだけでは何も始まりません。

「タクシー止まってくれないかな？」
と願っているだけではタクシーが止まってくれないのと同じように

「いろんなジャンルのプロと出会いたい！」

そんな思いからFacebookで「交流会」と検索することになりました。

主催側とのトラブル！？

すべての交流会が当てはまるわけではありませんが、何をするにも「注意事項」が書かれていると思います。

交流会を例にすると

●名刺持参要

●ネットワークビジネスの勧誘禁止

●宗教の勧誘禁止

心配性の僕にとって「宗教の勧誘禁止」の一文は引っかかりました。

そんな思いから主催者へ連絡をします。

と言ってくださる方もいましたが

と言われてしまいました。

快諾してくださったAさんの交流会に参加した後だったので、この発言にはびっくりしました。

「何がアウトやねん」と思いましたが、このイベントには参加せずに終わりました。

確かにお坊さんと出会うといろんな質問をしたくなると思います。

「やっぱり朝って早いんですか？」
「普段なにしてるんですか？」
「肉とかお酒ダメなんですか？」
などなど

坊さんだった僕も当時、他業種の方へ同じような疑問がありました。

それを共有し合い、視野を広げるのが異業種交流会を開催し参加する意味だと僕は考えています。

なので「坊さん」ってだけで参加を断られた時は正直、ショックでした・・・。

交流会に参加できた時の話

快諾してくださった交流会では営業マンの方やフリーランスとしてデザイナーをされている方など、いろんな方がいました。

名刺交換をして自分の仕事について共有し合う。
そんな時間が過ぎていきました。

中には個人的に仕事をお願いし合う関係になった方もいて、「視野を広げたい」思いを叶える環境にあったと思います。

仕事の関係で自分の知らない環境に行くことになった際、マッチングアプリより安全に出会えるのが「異業種交流会」のように思えます。

特に女性の場合、マッチングアプリの利用を否定はしませんが、安全に人との接点を増やすには交流会が最適だと僕は考えています。

中には「飲み友集まれ！」みたいなテーマの交流会も検索すると出てくるので、ぜひ一度探してみてください。

仮に参加した交流会で
「元坊さんしてて今は副業でwebライターしてます」
と言ってる人がいたら、高確率で僕なので気軽に声かけてくださいね笑